【4年生引退ブログ-No.4】平山俊希

こんにちは。先日硬式テニス部を引退しました、4年の平山俊希です。
引退ブログを書かせて頂くことになったので、引退した今の想いを率直に書かせて頂きたいと思います。少し長くなってしまいますが、読んで頂けますと幸いです。

自分たちの代になったこの1年間、実力も、チームとしてのまとまりもない中で、いかにリーグ昇格を目指していくかを考え続けて部活に取り組んできました。コロナ禍で活動が制限される中で、なんとかリーグ前には取り組んできたことが形になりつつありリーグで戦える実力も備わったチームになることができたと思っていました。リーグの日程や対戦校も発表され、最後の追い込みで練習に打ち込んでいたリーグ本番直前、リーグ戦は中止となりました。正直簡単に受け入れることはできず、目の前は真っ暗になりました。この世に たられば はありませんが、もしリーグ戦ができていたら、自分たちはどこまで戦えたんだろう、もちろん負けていた"かも"しれないけれど、勝ち上がれた"かも"しれない。
自分たちが作ってきたこの代の力がどこまで発揮できるのか、それに挑戦することが出来なかったことが本当に悔しく、どこにもぶつけることのできないこのやるせない気持ちは一生残ると思います。

しかし、なくなったものはいくら嘆いてももうありません。失ったものばかり数えるのはやめにします。リーグがなくなったからといって、自分の4年間が全て失われる訳ではなく、得られた物は多くありました。
ここではその中で特に後輩たちに伝えたいことを記します。

それは、部活を通して学び続けてほしいということです。
後輩達の中には部活での全て、もしくは一部のルールを面倒くさいと思ったり、意味がないと思っている人がいるかもしれません。
しかし、部活で行っていることの全てには、「意味」や「学べること」があります。それを考えずに面倒くさい、必要がないと決めつけてしまって投げ出してしまうのは本当にもったいないです。また、「とりあえずやっときゃいいか」という姿勢でやっている人もいるかもしれませんが、それも結局は部活をやっている意味をいずれ見出せなくなり自分自身が辛くなってしまいます。
「なんでこんなことやらなきゃいけないんだ、面倒くさい」と思うのではなく、一度立ち止まりその意味をよく考えてみてください。必ず全てのことから何かしらの学びを見出すことができます。考えてもわからないときは先輩なり他の人に聞いてみてください。
自分から学ぼうと考えて行動していくと、部活から得られるものの大きさは大きく変わっていきます。

そしてそれは部活での経験も同じことが言えます。時には同期と揉めることもあるでしょう、時には先輩後輩との関係で悩むこともあるでしょう、時には部活を続けるか悩むこともあるでしょう。
その経験1つ1つに正面から全力で向き合ってください。そうすることで後々、「自分はこう乗り越えた」という経験や「あのときこうした方がうまくいった」という学びを得ることができます。

実際に自分自身、常識もない世間知らずでしたし、先輩や後輩との付き合い方が上手い方でもありませんでした。しかし、この4年間を通して、こういう時はこうするのがいいのか、こうすれば距離を上手く縮めることができるのか、ということを自分が失敗したり、部活内での多くの人を見たことによって学ぶことができました。
人として未熟で何も知らなかった自分ではなく、4年間の部活で様々なことを学び、色々な経験から学び続けたことで、ようやく人としてマイナス地点からスタート地点に立てた自分が今ここにいます。スタート地点に今いる自分は、来年からの新たなステージではこの経験を活かすことで、少しずつプラスの地点に進んで行けるのではないかと思っています。みんなにもぜひ部活を通して成長してほしいです。

最後に、部活の楽しさを感じることの難しいこのコロナ禍において、部活を続けてくれて本当にありがとうございます。こんな状況で、時には辞めたいと思うこともあるかもしれません。ですがもし続けてくれれば、自分はそんな状況をどう乗り超えられたのか、という学びを得ることができます。そしてその経験は、後に自分自身の大きな力となり、助けになります。

そしてコロナが収束した先には、合宿や新歓など一見面倒くさいけれど多くの価値あることが学べる経験がたくさん待っています。後輩のみんなは、まだまだこれから多くの経験をすることができるので今からでも学ぶ姿勢を持って部活に取り組んでほしいなと思います。

同期にも少しだけ想いを伝えたいと思います。
自分たちの学年のことや、練習のこと、後輩指導のこと、コロナ禍でできること...色々なことについて何時間も平気で話し合った時間はかけがえのない時間でした。(13時に集合して気づいたら夜の20時だったこともありますね笑)
こんなに部活という1つのものに真剣に取り組むことができた経験は何にも代えることができません。
一方で、くだらないことでゲラゲラ笑いあっている時間も本当に大好きでした。こんなに楽しく居心地のいい仲間に出会えて幸せでした。今までは当たり前のようにまた次の部活で会う毎日でしたが、引退して、みんなに次いつ会えるかわからないという日常に、今ものすごく寂しさを感じています。
この代でリーグ戦に挑めなかったことは本当に悔しいですが、1年生のとき自分も含めてどこかひん曲がった7人が、こうして今、成長して立派に引退していることが、とても誇らしいです。
4年間本当にありがとう。そしてこれからもよろしく!

最後に、自分がここまで成長できたのは指導してくださった指導者の皆様、先輩方、そしてこの硬式テニス部という組織のおかげです。本当にありがとうございました。
来年以降、リーグが開催されることを願いつつ、硬式テニス部を応援し続けていきます。
4年間、本当にお世話になりました。

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【4年 平山】

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